【北海道競馬編】
馬も人間と同じく、暑さに弱い動物です。そのため、夏に行なわれる競馬は、比較的涼しい北海道で開催されます。(本州の新潟、小倉でも開催されています)北海道競馬の魅力は、将来のスターホースがデビューする「新馬戦」が日本で一番早く行なわれることです。毎年6月の下旬ごろから函館、札幌の競馬場でレースが開催されますが、クラシック馬の多くがこの時期にデビューしてきます。また、昔のスターホースの子供たちの走りを見るという楽しみもあります。さらには、春のクラシックレース(皐月賞、日本ダービー)には間に合わなかった馬が、夏場の北海道競馬で力をつけて、秋のクラシック(菊花賞、秋華賞)で活躍することもあります。
(函館競馬場)競馬場からは海が見渡せるベストロケーションで、クラシックを目指す2歳馬の新馬戦が行なわれます。2歳の最初のチャンピオンを決める、芝1200メートルのレース「函館2歳ステークス」や、夏場に強い馬が活躍する「函館記念」などの重賞が行なわれます。いわゆる「函館巧者」の馬もたくさんおり、有名なのは「エリモハリアー」という、函館記念を3連覇した馬です。
(札幌競馬場)ダートコースは函館競馬場と特徴が似ていますが、芝コースは洋芝という走るのに力が必要な芝生を使っています。8月に行なわれる「札幌記念」は、グレードが高いレースで、秋のG1レースの準備を開始した有力場が始動するレースとして、毎年注目を集めています。また、函館2歳ステークスの後に札幌競馬場で行なわれる「札幌2歳ステークス」は、距離が1800メートルと、クラシック最初の「皐月賞」に近い距離のレースなので、このレースからクラシック候補生が毎年誕生しています。このほかにも、秋最初に行なわれるG1「スプリンターズステークス」の前哨戦も行なわれるので、トップスプリンターの快速争いが楽しめます。函館、札幌ともに、ダートコースは直線が短いので、3コーナーからゴールにかけてロングスパートする「まくり」がみられるのも、これらの競馬場ならではです。